@haemorikikakuさんのツイート
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#3 GUIDIの革靴

深夜に、たっぷり時間をかけて靴磨きをするのが趣味です。

 

 

 

お気に入りはGUIDIレザーを使用した、1枚の革で作ったワンピースの靴です。

 

GUIDIは、1896年創業のイタリアのレザーメーカー。

 

特別な要求に答える事ができる唯一のタンナー】として、世界のハイブランド達から信頼を寄せられています。

日本でも一部のトップブランドや、アルチザン系のブランドはGUIDI革を使用するブランドが凄く増えてきています。

 

1枚の革でワンピースで作っているがゆえに、履き続けることによって、くっきりとでる自分の履き皺がドレープとなり、年輪となり、それが唯一の「デザイン」となる。

 

その説明を聞いた時、なんだかとてもわくわくしました。

 

そのミニマルでストイックな感じ、30を迎えて少々年をとった僕にはぴったりだ!

 

 

 

 

昔はこまめに靴磨きをすることはありませんでした。

 

 

友人などからは、「あー、靴と時計はよく見られるものね、大事だよね」

などと言われるのですが、少しその動機とは違う気がします。

 

 

起業した時、心臓を人質にとられたような感覚に陥った僕は、なんとなく、

「もっと周りに感謝しないとダメな気がする」

と感じました。

 

 

 

それは人はもちろん、モノにも向けられました。

 

 

オカルト趣味はないし、考えたこともなかったけど、

もしもモノに魂や神が宿っているとするなら、それすらも味方に付けないとこれは厳しいぞ、なんて思ったのでした。

 

 

 

それは、創り手の哲学や信念か、或いは物自体になのかはよくわかっていないのですが。

 

 

 

そうして思い立ってすぐに飛びついたのが、まず靴磨きと、その他道具のケアでした。

 

 

 

そんなわけで、今でも何かがうまくいくと、身につけているモノや、使っている道具全てに一緒に戦ってくれてありがとうと感謝をするようになりました。

 

 

 

だから、靴磨きの時間は、そういう時間ではなく、「敬意を払って対話する時間」と位置づけています。

 

 

 

 

 

そういえば、中、高と過ごした学校の校訓が

 

「他を敬し、己を敬し、事物を敬す」

 

 

でした。

 

 

ふと思い出して、今一周していい言葉だと感じます。

 

 

 

ファッションも、考え方もそうですが、この、「一周して戻ってくる感じ」を最近よく経験します。

これが今はとても面白く、心地良く感じます。

 

 

 

40歳、50歳を迎えたら、もしかしたら二周、三周して、より深く、何かを理解するのでしょうか。

 

 

 

歩けば歩くほど、輝きを増す不思議なGUIDIの靴のドレープと一緒に、

2周3周と年輪を刻んで行けたらいいと考えています。