時の手綱を握る

突然ですが、フライドチキンをキレーイに食べる人、ってすごくいいですよね。
え?よくわからない?
では魚ならどうですか。
魚を見事に骨だけ残してキレイに食べる人。良くないですか?
好きな異性のタイプは?と聞かれたら、魚をキレイに食べる人と言っても大げさではないかもしれません。(ごめんなさい、適当に言ってます)
今年のうちの従業員たちに課したテーマは、「フライドチキンは骨も残すな」です。
昨年は順調に成長した一年ではありましたが、どこか、あまりにも忙しく。時間と潰し合いをした感が否めませんでした。
ほら、サッカーでいうと、中盤で潰し合っていつの間にか時間が終わった、みたいな。
だから、僕達の一番のライバルは「時」なのだと痛感しました。
そこで、個人的には今年のテーマは
「時の手綱を握る」
という風に銘打ったわけですが、具体的にはどうすれば良いのでしょうか??
だって、よくいうタイムマネジメントって、
無駄を省く、とか空いた時間を上手く使う、優先順位をうまくつける、作業量の読みとか効率化系ですよね。テトリスみたいなもんです。
なんかしっくりこないわけです。
だって、忙しいもんは忙しいし、かかるもんはかかるんだもん。(これ、いっちゃオシマイか)笑
というわけで考えてみると、
進め方や優先順位づけ、読みの精度を上げて、時間を効率化させる
といういわゆる、のタイムマネジメントの他に、
限られた経験・機会の中で吸い上げる経験値を最大化させる
っていう、もういっこあるよなあ、なんて思ったわけです。
絶対こっちやったほうが、中長期では時間の圧縮になるだろ!と思うのです。
僕の経験上、後者がすごい人間の方が圧倒的に成長早いですよね。どう考えても。
逆に前者が上手くても後者が下手くそな人間の場合はいつまで経っても成長しないわけです。
うちには小林君という子が従業員でいますが、これがとんでもないです。
僕のセリフとか、もう次の瞬間から、さも自分のトークかのように使っています。
彼はきっとフライドチキンや魚はもう食べられるところがないとこまで食べるタイプかと。笑
これ、結局、毎日仕事して、誰かと話しをしていれば、きっと膨大な情報量がインプットされているはずなんですよね。
そこから、これ食べれる、これ食べれない、を取捨選択して、食えるものを全て腹に入れる、と。
この取捨選択の精度はそのままインプット→アウトプットのスピードに変換されます。
で、できる人はEQを使って円を張ってますから、このインプット量がとてつもない→必然的にたくさんの食べれるもの(経験値)を得ていますので、日々の業務の中でも、勝手に成長しているわけです。
ただでさえそうなのに、一回教育をしようもんならもうドーーーーーーン!!です。伸びが。
それは教える側にとっては楽しいですよね。
でよくよく考えてみると、このフライドチキンや魚の食べ方、けっこう大人になってから直せと言われてもそんな直らないですよね?まあ、育ち、ってやつです。
(実はEQも育ち、なんですけどね・・・)
フライドチキンの食べ方や魚の食べ方はしっかり教えないとだめだ!と。
そういうわけで、経験から吸い上げる経験値をどのように最大化していくのか?ってメソッドを理論・体系化しなくちゃいけないな、と気づきました。
日々の業務に追われて忙しくてインプットするヒマがない、なんて甘えていませんか。
そんなロジックはこの概念では通用しないわけです。
そんなわけで、今年はしっかり従業員にきれ~いにチキンを骨ごと食べて頂こうと思います。