洋服

※このカテゴリ、服好きの方以外は意味不明かと思いますので、ご注意下さい。
ファッションが好きです。(写真は自宅のインテリアですが)
ありとあらゆるアイテムを自ら着て取捨選択を繰り返し現在に至って、まあちょっとお金かけすぎたな、と思うこともあるわけで、笑
でも、ファッションに興味がなかったら、この会社潰れてただろうな、と思ったりもします。
何に役立ったかというと、足し算引き算のバランス感と審美眼、ですかね。
Less is more
って言葉がありますが、ミニマル、って感覚は僕は服から学びました。
ファッションでは、アイテムごと、あるいはコーディネートでうまいこと足し引きして絶対値0に着地すると、上手くまとまることが多いですが、ひたすら引きまくってもカッコイイ、を成立させるためにはそこのバランス感覚がとっても重要になります。
まあ、この「絶対値0で着地するバランス感覚」ってのは、服に限った話しではなく、仕事、とくにコミュニケーションなどでも重要なことですよね。
謙虚と自信のバランスなんかは特に常に絶対値0を保ったまま着地させないといけません。
話し逸れました。
昔は、コーディネートで一個一個尖ったアイテムを、トータルで絶対値0に持っていくことを好んでいましたが、最近はアイテム自体で絶対値0に着地した秀逸なミニマルアイテムを好むようになりました。前者だとどうしても子供っぽくなってしまうことが多いですからね。
極限までデザインを省いているが、素材感と独特のパターンで、しっかり存在感を放っている
というような、これ、僕的には絶対値0、なわけです。’’(あるいは0に限りなく近い)
例えるなら、ミニマルー、なカットソーとジャケット、パンツにブーツを合わせましょう。
それぞれ-1ずつとしたら、着地-4なわけですが、このブーツを-1のワンピース型のものから編み上げにすると、、少しデザインが入り+3ということにして
-1×3+3となり、0着地となります。
これが、高校生や大学生のころになると、+5の服、+6の服、というように足し算が多く、うるさかったり、キャラ濃!というような感じになるわけです。
ミニマルな服になると、-1、+1、というように上下動が減りますので、文字通り、「落ち着いた、大人っぽい」という感じになるのかなと思います。
年を取るにつれて、洋服はやはり人を引き立てるもの、に過ぎないんだな、と思ってきたことが大きいかなと。
極論、裸一貫でも勝負できれば、服で虚飾する必要もないわけです。
だから、ミニマルな服を着る、ということは、その人自身で勝負するという覚悟でもあるような気がしています。
上記では、本人のキャラや雰囲気、の要素はわかりづらくなるため省いてしまいましたが、
ミニマルなアイテムたちで積み重なった-を、着用者のオーラ(+)で絶対値0にもってくこともできます。
なんとなく、このあたりの正負の感覚を数値化して、0に着地するような繊細な調節の感覚は服で学びました。
そしてこれは、コミュニケーションにも、ビジネスにも活かされています。
今後、より自分を磨いて、ミニマルで美しい服を用い、しっかり絶対値0に着地できる自分になれたら良いな、と思います。